日本の高齢化と社会保障費の増大が明らかな日本においては、今後さらなる厳しい状況が待ち受けていると予想しています。当社としても「キョーワ薬局としてどのような薬局づくりをするべきか?」を考えながら新たな施策を取っています。
取り組みの過程
2015 年
待ち受ける未来を予想する
2015年10月に厚生労働省が「患者のための薬局ビジョン」を打ち出し、今までの調剤ありきの薬局に警鐘を鳴らすと共に、今後の薬局のあるべき姿を明確にしました。日本の高齢化と社会保障費の増大が明らかな日本においては、今後さらなる厳しい状況が待ち受けていると予想しています。
2016 年
変化を拒まない会社に
5年、10年、はたまた当社が創業100年を迎える60年後はどうなのか?を考えると、変化を拒んでいる暇はありません。創業40年を超えてもなお、変革期にある会社、変革を求める会社が今後、この業界で生き残っていけると私たちは考えました。
2019 年
キョーワらしい
在り方を考える
社内体制を一新すると共に、キョーワ薬局の在り方について見直しを図ってきました。今までどおりのやり方で事業を継続しても、まだ生き残る体力は充分の中「キョーワ薬局としてどのような薬局づくりをするべきか?」を考え、新たな施策を始めました。
2024 年
地域共生社会の実現
医療や介護の専門職だけでなく地域の企業や住民参加型の「みま~も名古屋」を発足しました。当該薬局を中心に支援を行うだけでなく、支援が必要になる前の見守りネットワークを築くことで地域支援の活性化と地域包括ケアの実現を目指しています。
キョーワらしい薬局づくり
電子お薬手帳の導入、健康サポート薬局の認定取得とそれに伴う機能強化のため管理栄養士の新規採用も始めました。他にも、薬局に管理栄養士がいることで気軽に健康相談ができる環境整備の土台はできたと考えています。
自己実現はココで叶える!
実現できること
実現 01
国家戦略特区として大学と共同研究を実施
遠隔診療への挑戦
2018年11月に、国家戦略特区の薬剤遠隔指導事業に登録。2020年末までに6名の患者さまを対象として実績を重ねています。現在は医療過疎と言われている地域を対象に実施していますが、2020年9月より都市部の規制が緩和されたことにより、キョーワ薬局も新しい形での遠隔服薬指導に取り組んでいきます。
慶應義塾大学薬学部と共同研究の締結
国の指針に基づいた薬剤遠隔指導の本格的運用に先立ち、慶應義塾大学が、この分野では先駆者的存在であるキョーワ薬局と共同研究の契約を締結。オンライン服薬指導の現状や、患者さまから見た利点や課題点について調査・研究を進めています。
薬剤遠隔服薬指導
愛知県・豊根村で、診療所に行けない高齢者に、画面越しで薬の飲み方や体調管理について指導しています。外来よりも時間をとって話を聞くことができることや、患者さんも自宅でリラックスして相談しやすいというメリットがあります。
実現 02
地域に密着した
コミュニティーファーマシー
これまでにない、地域に開かれた新しい形の薬局を御器所に開局。ここには薬剤師の他に、管理栄養士や理学療法士が常駐。処方箋調剤だけでなく、栄養指導や介護相談、運動指導など、地域のトータルヘルスケアを担う拠点と位置づけています。
食事や栄養相談
管理栄養士が、生活習慣病に関する食生活アドバイスをしたり、患者さんの症状に合った栄養指導を行い、「食」を通じた健康維持を提唱しています。
料理教室
御器所店の2階にあるキッチンを使った料理教室や、定期的にワンプレートランチ会を開催。地域の方々のコミュニティスペースとして活用しています。
介護相談
在宅療養支援に力を入れていることもあり、薬剤師、栄養士、理学療法士の各分野から、介護相談に応じています。高齢者の方やそのご家族の心の拠り所になっています。
健康体操教室
全国で展開する、高齢者見守りネットワーク「みま〜も」に中部エリアで初めて参画。高齢者が集う場として、理学療法士による健康体操教室を開催しています。